スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ひつじとアイマスSSのかんそう

最近Pixivで文章作品などを投稿し始めたりしているひつじです。ごぶさた。
そういえばブログなんてあったなあと今更思い出しました。
そこで、折角だから面白かった作品の感想なんかをここで更新していこうという腹積もり。
持っててよかったレンタルブログ。

あ、感想書いてみてもらいたーい!なんて奇特な方がいらっしゃれば是非。
ツイッターなどでご連絡頂ければ嬉々として書くと思います。
ひつじはなんかこう他人の作品について偉そうにどうこう書くのって、作者さんに許可取らないとやりづらいキョロ充なんですよね。
でもこの危機察知能力がなければ、牧羊犬に追われる過酷な野生を生き抜くことは出来ないのです。


というわけで今回ひつじがえらそうに語る作品はこちら、「electroworld」/「tahiri」
それでは感想本文をどうぞ。



『electroworldを読んで ――そして、アラン・チューリングの子供たちへ』

 他者の作品を評するにあたって自分語りから入るのも恐縮な話ではあるが、私が何かしらの文章作品を創作しようと思い立ってから今日までその根底にあるもの、それは言葉のどうしようもない限界であり、その断絶に対する挑戦と諦めである。例えばそれはシニフィアンとシニフィエの間にある断絶であり、帰納と演繹の間にある断絶であり、「わたし」と「あなた」の間にある断絶。「林檎」という言葉が、あるいはどれほど緻密に描写したとしても、あのバラ科の植物の果実であるところの実在には届かないということとの相克であった。
 何よりそれほど不確かなものを通してしか、人間は思考することすら不可能であるという皮肉。そのどうしようもない、いっそ滑稽なほどの悲哀と、それを突き抜けた先にある疑うことを知らない子供の無邪気さ。私にとっての美しさの定義の一つは、敢えて言うのならこのようなものになる。

 作品の話を始めよう。まずは真が人間ではないという設定と、そのために作り上げられた世界観。分かり合えないものたちとしての舞台装置としては王道と言える。しかしこの作品は短編でありながらも、細部に渡ってその説得力を丁寧に積み重ねていく。具体的に挙げるなら、私たちとは違った語彙を使う存在であることの描写、真の一人称中での内省における自己分析、そして彼女が自我という檻を初めて実感し恐怖する様子がそれにあたるだろう。

 それでいながら人間の雪歩とそうではない真がそれぞれ憂う事柄をシンメトリーにすることで、いつかどこかで交差しそうな平行線を描くことに成功しているこのバランス感覚は賞賛を禁じえない。こうして彼女たちは物語という基準平面の対極に置かれ、対称的な(対照的な、ではなく)悩みを抱き、そして同じ手順で同じ座標に至る。
 だからこそ真と雪歩というキャスティングは、誤解を恐れずに言うならこのアイマスらしさの薄い作品において、最大限にアイマスらしさを担保している。真という個性、そして雪歩という個性に共通する「私を変えたい、私は変わりたい」という軸がキャラの中にある限り、どんな世界でどのような存在になろうとも、彼女たちは自分の名前からはぐれることはない。


「違うよ、雪歩。そこにも風はある。あるんだ」


 真の感じた「風」と雪歩が言わんとした「風」は、果たして同じものだったのか。そして彼女たちは、本当の意味で分かり合えたのか。私には今でも分からない。ただいずれにしろ、雪歩へと伝えようとした真は美しかったし、真から受け取ろうとした雪歩もまた、美しかった。そして何より「雪歩」がもう雪歩でないことがあずさに伝わらなかったことを示す最後の描写の、果てしない無常感に裏打ちされた儚い美しさ。それだけが、読後の私の心に確かに残った(私にとっての)事実である。
 願わくはその実感が、この文章を読んでいるあなたに伝わりますように。そしていつか、知性という言葉が「かのテスト」を飛び越えた遥か先へと到達することを願って。



というようなことをひつじは読んで思いました。
いやその、どんな作品に対してもこういうノリではないです。ホントです。
なんか訳の分からないことになっている原因は、作品のノリがこんな感じだったせい。
つまり作者さんサイドが悪いということなので、そのあたりあしからず。ホントですって!
それでは今日のお話はここまで。

comment

管理者にだけ表示を許可する

08 | 2017/09 | 10
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

どうみてもひつじ

Author:どうみてもひつじ
ウール100%でお届けしております。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。